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JARLにD-STARを愛する気持ちはない (3)

D-STARはご存知の通りJARLが開発した
デジタル無線でWiRESやEcholinkのような
インターネット経由で遠方の局とハンディー機
ひとつで簡単、かつ ”確実に” QSOが出来る
のが特徴だ。要するに、D-STARもVoIP無線
のひとつであるが、WiRESやEcholinkとの違いは
『JARLのレピーターを使用すること』 と、
『1対1対応のQSOが基本』 ということだ。

D-STARは日本で生まれ世界で成長を続ける
素晴らしいデジタル無線システムであることは
私も認めるが、日本で生まれたクセに日本で
成長しない・・・正確には ”出来ない” というのも
情けない。そりゃそうだろう、先に挙げた

『JARLのレピーターを使用すること』
『1対1対応のQSOが基本』

この2つが成長の足かせになっているからだ。
特に足かせなのが ”JARLが管理している”
という点。開発したのはJARLかも知れない。
しかしそこから先は何故、アマチュアに開放
しないのか? 己が管理するならするで
何故、次の進歩がないのか?

身近な例を挙げれば分かりやすい。
例えばAPRS。これを仮にJARLが管理したら
どんな事態になったとみなさんは思うだろう?

私はこう考える。
先ずは登録。今のD-STARのようにインターネット
経由でビーコンのゲートウェイを希望する者は
先ずはJARLのサーバーに登録する必要が
出てくるだろう。まぁ、これは今でもI-Gateや
スマートフォン経由で自局情報をネット上に
ゲートウェイする際は登録が必要だから、
それ自体は正しい手順と思う。

問題はI-Gateやデジピーターだ。
これらはほぼ間違いなくJARLの利権を絡めて
くるに違いない。要するに、今のように誰でも
好きに設置出来るのではなく、JARLの登録クラブ
とか親JARL系の管理団体にその”特権” を与える。
適正配置と言いつつ、蓋を開ければ特定の地域
特定の団体が周囲のAPRS利用局を支配する
ようなスタイルになるだろう。


先に述べたスマートフォン云々・・・についても
これは多分、ご法度になるに違いない。

アマチュア無線なんだからスマートフォンからの
利用なんてもってのほか! APRSを利用するなら
ちゃんと無線機から電波を出しなさい、とばかりに
無線機メーカーの利権もしっかり保護するだろう。

そんな状況で今のような盛り上がりが果たして
あったと思うだろうか?


欧米でD-STARは日本以上の人気を誇る。
これはアマチュアが自ら立てたリフレクターを使って
気軽に、かつ”自由に” 利用出来る環境が幸いして
いることに他ならない。
WiRESやEcholink、そしてAPRSは基本的に
アマチュアによる”自治” で成り立っている。
というか、それが普通だろう。ガキじゃあるまいし。
今や30万局へ減少したとは言え、その30万局中の
たった6万数千局でしか組織しないJARLが何で
アマチュア無線家の代表とばかりにD-STARの
基幹システムを牛耳る必要があるのか?

今や『老害』としか思えない奇策で進歩どころか
退化する一方のJARLにアマチュア無線家の
代表を名乗る資格はない。





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JARLにD-STARを愛する気持ちはない (2)

前回、WiRES-XのメリットはD-STARのレピーターに
相当するノード局数にあるかのような表現をしたが、
単に局数だけがメリットではないことは補足しておきたい。
私はむしろD-STARレピーターの配置(方法) に
今の問題があると考えている。

例えば、ここ茨城は県内6ヶ所にレピーターが
配置されている。全国的に見てもD-STARユーザーに
とって大変恵まれた県だ。しかし、地元人が言うのも
難だが、こんな田舎の県に何故、6局ものレピーターが
設置されたんだろう?・・・レピーター設置にあたり
JARLは当然、需要等の調査(審査) を経て設置をした
訳であるが、何を重要視したかと言えば

”管理団体の力関係”

が物を言うことに他ならない。
ここに設置すれば利用者が多く便利になりますよ、と
いったことはハッキリ言って関係ない訳だ。
茨城では先陣を切って、地元、古河市に県内第1号の
D-STARレピーターが設置されたが、古河市周辺は
そんなD-STARユーザーが多かったのか? と言えば
決して多くない。では、何が決め手だったのか?

それは管理団体、古河クラブの力関係に他ならない。
創立50年という県内でも老舗のクラブである他、
私がここに所属して思うことは何と言っても
”JARLに対する忠誠心の高さ” だ! ┓(´_`)┏
当然、JARLに対する発言力も高いと言える。

その後に続く筑波山、鹿嶋、大子、日立、那珂の
各レピーターの管理団体も同様だ。
特に筑波山レピーターの管理団体、土浦クラブは
歴史もさることながら、古河クラブ以上のクラブ員数を
誇り、県支部、そしてJARL本部への影響力もデカイ。

政治の世界でもご存知の通り、茨城県は全国的に
”保守基盤の強い県” として知られている。
アマチュア無線の世界でもこの思想が息づいて
いる訳だ。茨城県は最近まで関東本部長を輩出した
県でもあり、本部から見て無視出来ない県だった
と言える。そんな茨城県からD-STARレピーターの
申請があれば、JARLも設置数を増やしたい訳で
配置云々より管理団体の意向を優先させて許可を
与えるのは容易に想像出来るだろう。


しかし、前回も述べたがレピーターはそう簡単に
ホイホイ設置させてもらえるものではない。
東京圏、大阪圏といった大都市にパイを奪われれば
地方のパイは少なくなる。特に東北地方は
その遅れ方が顕著に思う。


D-STARユーザーとして見た場合、普段はレピーターが
近くにあって便利だが、地方へ旅行に行った際、
アクセスしようにも近くにレピーターがない、という
お粗末な事態に遭遇することが多々ある。
通常のレピーターと違い、インターネットに接続出来る
VoIPレピーターはアマチュア無線のアクティビティーが
低い地域にこそ積極的に配置して欲しいと思う。

レピーター方式のD-STARは安定性という点では
WiRESやEcholinkのような個人アマチュア無線家の
意思のみで立ち上げるノード局より優れている。
しかし、そんなレピーターも今のような管理団体の
力関係に支配された配置を続けていけば
『インターネット経由で全国どこでもQSO可能』
謳い文句のVoIP無線のメリットを生かされず、
結局は従来のアナログレピーター時代のような
”特定な人たち専用の山掛けレピーター”
で終わるのではないだろうか?
(昔の筑波山レピーターなんていい例ですね)

D-STARはJARLが開発したデジタルVoIP無線
システムだが、だいたい『その次』 がない。
次の進歩がない、する意思がないのであれば
意思ある別の団体に全権を移譲すべきだ。





JARLにD-STARを愛する気持ちはない

『FT1Dが発売されればJARLが10数年かけて
築き上げたD-STARシステムも、たった数年程度の
スピードでぶち抜かれる』
・・・私が過去何度も
FT1D、そして八重洲の本当の狙いであるWiRES-X
についてこう主張してきたが、何故、そう言えるのか?
今日はこれについて説明したい。

一言で言えば”ノード局” の存在だ。
D-STARはご存知の通りJARLがシステムの全てを
管理している。D-STARはJARLのレピーターを使って
インターネット回線に接続している。ここ数年で
その設置数は増えてきたが、実はこれがクセ者で
レピーターはそう簡単にホイホイ設置が出来ない。
→いや、『させてくれない』 が正しいのだろう。

レピーター間の(距離の)問題、周波数の問題、
そして管理団体の問題だ。特に管理団体については
金銭的負担があまりに大き過ぎる。
アマチュア無線なので利用者に対価を求めることは
当然出来ない。しかし、レピーターの維持には毎年
多額の費用がかかるのも事実。JARLはレピーターの
維持管理費用は管理団体持ちというスタンスである一方
免許等、全権については決して手放そうとしない。
実にふざけた組織だ。

ID-31の登場で一気にユーザーが増えたD-STAR。
それに対応するかのように設置数を増すレピーター。
しかし一方でとっとと退散するレピーターも出てきた。
群馬県榛東村の群馬430DVレピーターは
開局たった1年足らずで撤退・・・理由は情報によると
”つまらなくなった” からだそうだ。
本当にそうか? つまらない、という言葉の陰に
JARLへの反感が見え隠れする。管理団体に対する
援助は一切しない、しかし権限は手放さない姿勢の
JARLはこうした声の核心まで入り込んで
己の姿勢を反省する必要があると思っている。

こうしたしがらみが一切ないWiRES。
有料のインターフェイスを購入しなければノード局を
開局出来ないというメーカー主導のしたたかさはあるも、
アマチュアが自身の決意だけでその地にノード局を
立ち上げられるというのは、私は本当の意味で
”アマチュア精神” だと考えている。
ノード局同士もまたレピーター同様、限られたVoIP
バンド区分内にいかに収めるかという問題はあるも、
これも現在のアナログWiRESやEcholinkでは近隣同士
で話し合い対処している。アマチュア無線は
コミュニケーションの趣味なのだから、問題はみんなで
共有し解決すればいいのだ。何もそこにJARLが
入り込んで堅苦しい仕組みなど作る必要はさらさらない。


今日現在のD-STARレピーター数は国内で147。
対するアナログWiRESの平均稼動ノード数は500以上。
(平日の平均。休日の昼間は800以上になることも)
数は勿論だが、私が言いたいのはこれが北海道の奥地
から沖縄の離島に至るまでキメ細かく分散されている
ということ。勿論、東京等の大都市はむしろ飽和状態で
先に指摘したバンド区分内にもはや入れないといった
状態の地区もあるが、県内に1つしかないD-STAR
レピータと平日夜間でも20以上のノード局が稼動する
WiRES・・・となれば、どちらが使い勝手がいいか
一目瞭然だろう。ちなみにこれは福島県の話。
ここ茨城においてもD-STARレピーターは何と6局という
全国でも多い県へと成長したが、それでも県内には
平均10局のWiRESノード局が稼動している。

だいたいJARLの財政は今、待ったなしだ。
やらなければならないことはたくさんある訳で、それは
私も理解する。それでもD-STARを更に普及させたい
のであれば・・・私は1日も早く欧米のようにサーバーを
第2世代(G2) へ移行してWiRESと同じように
リフレクターを立ち上げやすい環境へシフトすべきと
考えている。
同じことを考えている人はきっと多いと思う。
JARLが開発した日本生まれのD-STARが気が付けば
欧米に先を越されていた、だなんて、恥ずかしくもなく
いられるもんだと思う。まぁ、それだけ今のJARL理事たちは
D-STARに関心を持っている人はいないという証だ。

私が大阪池田市で最後の通常総会で質問した
『D-STARのリフレクター化に対する計画は?』という
質問についてもトンチンカンな答えしか出来ず、
後に理解を示してくれた象さんグループの某理事と共に
活動するも、今や某理事も前回の選挙で落選。
で、問題は今も進展せず・・・これがJARLの実態だ!

このまま世界で孤立するD-STARか、それとも
打倒WiRESとばかりにリフレクター化にシフトしていくか。
私はJARLが今の体制でいる限り、後者は絶対ないと
考えている。
よってWiRES-Xが登場した際は
あっという間にD-STARネットワークを駆逐されて
最後は撃沈されるであろうと予想している訳だ。
※それでもD-STARは残ると思いますよ。
  親JARL派は何故かD-STAR大好きですから!




謹賀新年!

新年明けましておめでとうございます。
昨年は各局には大変お世話になりました。
今年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年の今頃、『アマチュア無線デジタル戦争元年』
称して八重洲が発売を予定しているFT1Dが現在の
D-STARとそのシステムを数年程度でぶち抜くだろう、と
大胆予想をしました。

八重洲が”アマチュア無線デジタル通信ガイド” という
小冊子を配布したのが一昨年のハムフェア2011。
このタイミングで、あの会場で小冊子を配布するのは
”JARLにケンカを売っている” という心の表れに
他なりません。当時の八重洲は血気盛んだった訳です。

私たちユーザーにとっても選択肢が豊富なことはむしろ
喜ばしいことです。一方で『かつてのVHS vs ベータ戦争を
繰り返すのか?』
という意見もありますが、技術の進歩に
”競争と淘汰” は当然のプロセスではないかと思うんです。
むしろ『D-STARこそデジタルの標準』と言わんばかりの
JARLの姿勢こそ、”アマチュアは進歩的であること”
てめぇで謳ったアマチュアコードに反した行動と
言わざるを得ないでしょう。


その血気盛んだった八重洲が最近、どうも元気じゃない…
FT1Dの発表から1年を経過した昨年のハムフェア2012に
至ってもまだ発売には至らず。但し、昨年はFT1Dと共に
モービル機のFTM-400D、そして八重洲の本当の狙いである
デジタルWiRESも”WiRES-X” としてHRI-200のデモ機が展示
されたことはメーカーとしての意地(抵抗?)だったのでしょう。

メーカーが新機種を発表して1年以上経過するも発売に
至らないというのは異常事態です。FT1Dは既に技適の
認証も得ています。今日にでも発売していい段階であるにも
かかわらず発売に至らない(出来ない) のは何故か?

巷では『部品が調達出来ない』だの『内部のバグの問題』
だのとささやかれていますが、老舗無線機メーカーでもある
八重洲が創立したばかりのベンチャー企業みたいな
問題でゴタゴタしているとは到底考えられません。

私はこう考えます…FT1DもFTM-400Dもメーカーとして
完成し、既に製造・出荷可能段階にあると。
それを不可能にしているのはWiRES-X (HRI-200) の方
ではないかと。


各方面からの情報を整理すると当初は現在の
アナログWiRESとデジタルWiRESに互換性はないと
されていたものが、最近は”互換性あり” と仕様が
変わってきているようです…どうやら互換性なしという
ことが現在のアナログWiRESユーザー、特にWiRES界を
牛耳る大御所団体から”物言い” が入ったのでしょう。
WiRESはD-STARのようにJARLとは無縁のVoIPシステム
ですが、JARLの代わりとしてWiRES界を牛耳る団体が
WiRESのデファクトスタンダードとなっているからです。
同様のことはAPRSにおいてもJAPRSXが日本の
APRS界のデファクトスタンダードとなっています。

(個人的には、いばらきネットの方がAPRS界の
デファクトスタンダードとしてふさわしいと思うのですが…)


いずれにおいても、FT1Dの発売は時間の問題なようです。
何より期待しているのがWiRES-X。
これが発売されればJARLが10年以上かけて築き上げて
きたD-STARシステムを、たった数年程度でぶち抜いて
日本のVoIP無線界の活性化につながるものと信じています。





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